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Nick Knight

4月に入り、新カテゴリー追加です。

写真撮る人間なのに、CDの紹介ばかり。
今年度からは、好きな写真集を勝手に解釈し、紹介していきます。

第一回目は近くにあったので、ニックナイトの「Flora」です。

ニックナイトって名前くらいは聞いたことあると思いますが、そもそもどんな人?って聞かれると。

イギリス人フォトグラファーで、「Vogue」「Dazed & Confused」「i-D」「The Face」や「Visionaire」などの雑誌に作品を発表。
大学では人類生物学の勉強を、そしてアートカレッジで写真の勉強を始める。卒業後、色々なバンドのジャケット写真を撮るようになり、82年にi-Dで仕事をするようになったそうです。

アレキサンダー・マックウィーン、カルバン・クライン、クリスチャン・ディオール(ジョン・ガリアーノ)、リーバイス、ヨウジ・ヤマモトやイヴ・サン・ローラン、ジル・サンダーなどのキャンペーンフォトを手掛けたり幅広く活躍しています。
また、デビッド・ボウイ、マッシブ・アタック、カイリー・ミノーグなどのCDカバーの写真も手掛けたりしています。

今も、バリバリファッション業界でやってる人。

そんな彼が、押し花や押し葉を撮り下ろし2000年に発売された写真集がコチラ。
Nick Knight_e0164136_1183571.jpg
そもそも、モチーフになったのは大英帝国時代から100年以上に渡って世界中で収集され、ロンドン自然史博物館に収蔵されている押し花や押し葉で 、セレクションに3年半にもかかったそうです。
サンプル数は600万にもおよび、まずその中から約1000種類が選ばれ撮影され、 最終的にベストの46点が選ばれたそうです。
博物館キュレーター、サンドラ・ナップによる植物の採取地、歴史、人類の利用法などの 詳しい解説付きです。(持ってるのは英文なので読んでません。)
植物標本に色とフォルムの美を見出した傑作写真集です。

やっぱねー、ファッション写真の第一線でやってる人だから、植物撮らせても洒落ているんです。
こんなプリントしてあるTシャツあったとしたら即買いしますよ。

ヴィジュアルにしろ音楽にしろ基本、スタイルとしてはブリッティシュ好きな私。
けどね、深さとか求めちゃうと断然NYの方がかっこいいもんな。
スタイルはUK、スタンスはNY。
けれど、私は日本人。日本人の感覚は飛び抜けて好きである。
他の国の人と比べると超グレーですもんね。
(簡単に言うと、わびさびとかアバウトなこと。この感覚は日本人特有のものらしいよ)

これら好きなことをどう消化し写真に活かそうか考え中。

ん〜、悩むぜ。
by ume0402 | 2009-04-01 11:41 | book
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